読了no.5-次世代コミュニケーションプランニング(高広伯彦)-

「Twitterマーケティング」「ブログマーケティング」「アンバサダーマーケティング」という言葉がネット上至る所で見かけるようになったなぁと思います。さらに言うと、こういう言葉がバズっているように見えます。この本はそうした表層的な分析以前にある、「様々なメディアはどのようにして生まれてきたか」「人々がどのようなメディアを使ってきたか」「ある文化がそのメディアを受け入れたのか、それともメディアが文化を超えたのか」といったコミュニケーションをめぐるの変化の根底にある部分を理解し、本物の変化を把握するための基礎力をつける本、とされています。




広告をせずとも成立している商売が存在し、広告不要論が唱えられる中で「コミュニケーションビジネスが本当に不要で無駄なものならば、どうしてここまでの産業になったのだろうか?」という構造的な話から、広告媒体枠化されていないもの、すなわち「これまでメディアと思ってこなかったもの」(メディアリストにないもの)を「メディア」として生かす視点とスキルの必要性、広告クリエイター不在の広告、コンテクストプランニングやコミュニケーションプランニングの定義付けなどまで、様々なテーマに広がっていく流れが心地よいです。



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