読了no.4-NO LIMIT自分を超える方法(栗城史多)-
なぜ山に登るのか?登山家のジョージ・マロリーは「そこにエベレストがあるから。」と言った。誰も登頂していない世界最高峰を目指すことは挑戦的であり、全世界を征服しようとする人間の本性的な欲望であるという意である。
栗城さんが山に登る理由は、それとは少し違う。
−生と死の狭間で学んできた「生きる」という力を、同世代の若い人たちにリアルなメッセージとして伝えたい。そして、誰かが少しでも元気になったり、「こんな人でもできるんだったら、僕にも、何かできるかも」と思ってくれる人が、一人でも多く増えたら、それだけで、僕はすごくうれしい。
彼にとって冒険とは、共有し、感動を分かち合うものである。登山のインターネット中継はそんな想いが発端である。
−本当は誰もが、どこでも行きたいところに行ける。やりたいことは、実現できる。すべては自分の心次第。この空の景色を見て無限の力を感じとってもらいたい。だから僕は山に登る。見えない山に登っている、すべての人たちのために。
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